頚肩腕症候群
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頚肩腕症候群Headache
頚肩腕症候群と鍼灸治療
頚肩腕症候群とは首や肩の周り、腕に症状が表れるものですが、症状や程度には個人差があり原因不明のものをいいます。頚・肩背部の凝りや痛み、腕の痺れや痛みがでてきます。
頚肩腕症候群の自覚症状
- 頚を動かすと痛む、制限がある
- 肩こり、首、背中の筋肉が張り、痺れ
- 手・指のしびれ、だるさ
- 手の力が入りにくい
- 腕や手の冷え感
頚肩腕症候群の自覚症状
1:頚部の軟部組織由来の疾患
[むち打ち]
外傷性頚部症候群
[ねちがえ]
起床時の頚の違和感や軽度の痛みが進行し増強するものや、原因はなく発症し痛みが除除に増悪し頚の動きの制限を生じるものなどがあります。痛みは頚、肩甲間部にとどまります。
2:脊椎およびその周囲組織由来の疾患
[変形性頚椎症]
40歳以降の方に多く、肩凝りや背中の痛み、後頭部の痛み、頚を動かした時に痛みがでるなどの症状があります。首の骨の加齢により様々な症状が生じると考えられます。
[脊髄症状]
痛みが出てから箸の使い方や、細かい作業が困難、つまずきやすくなった、頻尿、残尿感、便秘、筋力低下、知覚障害などの症状がでます。
[神経根症状]
痛みが出てから一側の痛み、痺れ、知覚障害、可動域制限)などがでてきます。
[頚部椎間板ヘルニア]
外傷、加齢が原因となり骨と骨のクッションの役目をはたしている椎間板の髄核が脱出し神経の根元を圧迫し咳やくしゃみによって痛みが生じ、脊髄症状や神経根症状などがでてきます。
3:末梢神経の絞やくによる疾患
[胸郭出口症候群]
腕の付け根から胸郭の上の部分を胸郭の出口といい頚の神経(頚神経)が腕の神経(腕神経叢)へ移行する所で神経(腕神経叢)や血管(鎖骨下動、静脈)の圧迫によっておこる病気です。障害される部位によってさらに細かく、斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群に分類されます。なで肩でやせ型の若い女性、筋肉質の方、パソコンを使う方、美容、理容師、教員など、腕に負担のかかることが多い方に発症することが多いです。症状は多彩で一般には頚から肩、腕にかけての痛み、痺れ、凝り、だるさ、手の冷感などを生じます。
[肘部管症候群]
上腕骨の骨折や変形性肘関節症などにより薬指や小指の痺れ、知覚障害をおこします。
[神経根症状]
痛みが出てから一側の痛み、痺れ、知覚障害、可動域制限)などがでてきます。
[手根管症候群]
手関節の部分の靱帯と骨で囲まれた空間に肩から肘の内側を通って指にくる正中神経がこの中を通っています。手根管の中の圧力が何らかの原因で高まると、神経が圧迫されて、親指から薬指の親指側までの痺れや痛みがあります。使いすぎ、肥満、妊娠、糖尿病、長期にわたって血液透析を受けている方、甲状腺機能低下症、痛風、慢性関節リウマチなどの方が多いです。
治療方法
- 神経や血管を圧迫する筋肉を緩めることにより症状を軽減し血行を改善します。
- 痛みのある局所だけではなく全身の調整をはかることにより痛みを軽減させます。
- 低周波治療:患部を一定の低周波で刺激し痛みを残すことなく筋肉を緩めます。