ファシアをエコーでみる

23・24日に東京で日本整形内科学研究会に参加してきました。

何をやってきたかというとエコー(超音波診断機器)を用いて悪いところに注射で生理食塩水を流し込み治療するという方法をみてきました。一般に『ハイドロリリース』といいます。

痛みの疾患に多い筋膜性疼痛に有効とされ近年では患者さんを楽にしてあげたいと強い思いのある整形外科医、内科医が多く参加しているようです。残念ながら近隣ではこの方法をされている医院さんは今のところありません。痛み全般や自律神経疾患にも有効とのこと

医師以外に鍼灸師、理学療法士などコメディカルの参加も多く、我々鍼灸もエコーを使っての鍼をするところもあります。エコーだと画像として内部の状況がわかるので病態把握や鍼治療の深さなどよい判断材料になると感じました。当然習得するには1年以上はかかるとのことで難しい分野です。

ただ慢性疾患に対してどのくらい有効なのか、一人の診察時間がかかりすぎるなどすぐに導入とは至りませんが一つの分野としては非常に興味深い内容でした。