2025/03/03
2日博多で鍼のセミナーに参加してきました。
YNSAとは頭への鍼(頭鍼療法)で身体の痛みや不調を治療する方法です。
鍼治療一つにしても体にする鍼、耳にする鍼、頭にする鍼など技法は様々です。
このYNSAは宮崎県の山元医師が考案したもので最近では世界中の鍼灸学校で教えられていたりとグローバルな技法のようです。
近年では世界中の病院や医師が薬でもよくならない疾患の治療に用いられているようです。
腰痛、首痛などの整形外科疾患にも有効ですがおもに脳血管疾患、パーキンソン病、ジストニア、うつなど中枢性(脳)の疾患に効果が高いようです。
合谷、肘あたりの診断点をみつけ頭のツボに鍼をして、診断点の圧痛が消失し、症状が改善すれば治療は成功です。
シンプルで再現性が高いというのですが実際やってみると難しいものですね。要練習です(笑)
講師の先生に「なぜ中枢性に効果が高いのでしょうか?」と質問しましたが。まだ詳しい機序(効く仕組み)はわからない、ただ頭は三叉神経領域の刺激が脳に影響を与えるのだろう。そして頭のむくみが改善するので脳の血流が良くなるからとのこと。
そういえば美顔鍼をすると冷え症が改善してたり、よく眠れるようになったりするのも頭部顔面から脳への刺激なんでしょうね。
人間の身体は未だ神秘に満ちていますよ!!