第47回日本顔面神経学会

この度東京の京王プラザホテルにて学会があり参加してきました。その中でリハビリテーション技術講習会というのが今回の僕のメインイベントです。当院には顔面神経麻痺の患者さんが多く来院されています。まだ専門ではありませんが何かで調べて県内全土や近隣の県、アメリカ人(ベース)も来られます。

顔面神経麻痺に対して鍼灸が効果的なのは実感していました。もっと深く勉強したいと思いこの学会に入るようになったのですが実は2023年度の診療ガイドライン(医師が診療で使うバイブル)に鍼灸治療が推奨されました。これは大きなことで病院での治療に鍼灸が介入できることでもあります。しかし、まだ保険適用ではありませんよ。これで治りの悪い患者さんの可能性を広めることができると考えています。

今病院では標準治療として末梢顔面神経麻痺に対してステロイド、抗ウイルス薬を投与、重症には手術。後はビタミン剤と血流促進剤で経過観察となります。多くの病院はリハビリをしないか本人への指導で終わります。しかし麻痺がでたり回復できない方はお顔だけに精神的なダメージが非常に大きくQOLが低下します。そこで学会認定のリハビリ専門士があると喜ばしいことですがそんな資格に鍼灸師も取得できるので良い機会だと思っています。これぞ東洋医学と西洋医学の融合ですね!