ツボの神秘


幼いころ「北斗の拳」というマンガで経絡秘孔を押すと敵の身体が破裂して・・・

というのがツボと思っていました!!実際そんなはずはありません


人体には左右合わせて約2000穴あるといわれています。そのうち学校では左右合わせて700穴を覚えます。


鍼灸治療をしているとツボの面白さが非常にわかります。

学生時代はツボの効能を勉強するよりも場所(位置)と名前を覚えることに専念するので

何に効くのかはあまりわかりません。

臨床(治療現場)で患者さんを触れツボの効果がわかってくるようになります。

そのツボに当たれば痛みや症状が緩和します。また、腰痛が足のツボ一穴で改善するとその神秘と面白さにはまっていきます!


ツボは神経ですか?

神経ではありませんが、現代医学的に言うと感覚センサー(高閾値侵害受容器、ポリモーダル受容器など)が密集している所。

つまり、押圧すると敏感なところです。東洋医学的に言うと気(エネルギー)、血をコントロールできるポイントでしょうか。


お尻のツボで頭痛を治す

東洋医学で考える頭痛は気が頭に上りすぎているのでお尻にある(仙骨)ツボで治療する事があります。

不思議ですよね~

鍼灸師はその時の状況で痛いところや、症状のあるところだけ治療することはしません。


「右の病は左にとれ。上の病は下にとれ。」

これは古くから伝わる医書に記載している治療の仕方です。

例えば右肩が痛かったら、左肩の同じところに鍼をしなさい。頭痛がするなら足のツボを用いなさい。ということです。

つまり、体(気)のバランスを整えるのがツボということですね。

深い!!!


鍼灸はやればやるほど奥が深すぎます。だから面白い。