認知行動療法

昨日はお休みを頂き、認知行動療法のセミナーに参加してきました。

昨今心療内科や精神科にて行われている治療法です。

認知行動療法とは、ある物事に対するその人の認知(思考や考え方のパターン)を修正し、行動を変えて行くようにしていく心理療法です。

例えば朝出勤準備をしているとき、「こんなに辛い思いをしながらこの先も行かないといけないのだろうか」と考え、行動としてぐずぐずしてなかなか準備をしない。そのことによって身体症状としてお腹が痛くなる。認知行動療法は「」のように考える思考パターンを修正することで根本から改善していくのです。

しかし、長年の固定観念というか思考パターンは固まってきて(スキーマという)そう簡単には改善しないみたいです。

認知の歪みによって自動的に思考が促され身体や精神行動に現れます。慢性疾患の方にも多く当てはまる認知パターンです。皆さんも何か強く当てはまる事を感じるのではないでしょうか。

認知の歪み

1、全か無かの思考(1か100か)

2、心のフィルター(不幸なことばかり考えていて、不幸を探す)

3、マイナス化思考(良いことでも悪いことにすり変える)

4、過度の一般化のしすぎ(一度の失敗を何度も繰り返すと決めつける)

5、結論の飛躍(心や先の事を読みすぎる)

6、拡大解釈と過小評価

7、ねばならない、すべき思考

8、自分のレッテル貼り(自己否定的なレッテルを貼る)

9、自分自身への関係づけ(悪い事が起こったら全て自分のせいでこうなった)

上記は誰にでもありますがこれが強くなるとよくないので、そこを修正していくようです。

取り入れてみようと思いましたが、うーーん。今の診療内に入れるのは至難の業なので専門家に託したいですね。