顎関節症

顎が痛くて口が開かない。音がするなどが主な症状として訴えられます。

程度が軽いものから重症を含めおよそ日本で1900万人もいると推測されています。

その中で歯科医院にて保険治療をされている方は84万人とごく一部ので方々で

多少痛くても病院を受診しないケースが多いということです。

主に20代前半の女性に多くその要因は解っていません。顎関節症自体の原因も

「多因子病因説」といって様々な要因が複雑に絡み合っているとのことです。

・解剖学的要因:生まれつき骨や関節に異常がある。

・咬合要因:かみ合わせに異常がある

・外傷要因:事故や殴られることによるもの

・精神的要因

・行動要因:日常習癖(不良姿勢、鉛筆や爪を噛む、うつ伏せ読書、パソコンゲーム…)

      食事(硬いものの咀嚼、ガム噛み、偏咀嚼等)

      就寝時(歯ぎしり、睡眠不足、頬杖、就寝時の姿勢等)

      スポーツ(コンタクトスポーツ、球技、ウィンタースポーツ、スキューバー等)

      音楽(楽器演奏、カラオケ、発声練習など)

      心理社会的要因(緊張する仕事、多忙な生活、精密作業、PC、対人関係など)

 

痛みを伴う顎関節症の要因とは

1、偏咀嚼(片側で噛むくせ)67,8%

2、姿勢が悪い 62,7%

3、仕事が多忙 56,1%

4、TCH※    52,4%

5、睡眠不足  47,6%

6、長電話   47,6%

7、家族による歯ぎしりの指摘 34,2%

※TCH:安静時においても上の歯と下の歯が触れ合っていること。

最近の顎関節の治療はマウスピースをすることも減ってきているようです。

治療の目的は「日々の行動要因を是正してあげること」← 指導が主

治療の目標は「痛みを取り除き、運動障害を改善させること。つまり、痛くなく開口できる事」

鍼灸治療では顎関節に関係する咀嚼筋やそれに関与する首の筋肉にアプローチすることが

できます。そして日々の行動要因を指導することで再発を防ぐことができます。

当院では提携の歯科医院と連携し、治療を進めることが可能です。

顎が痛くて開口できないまたは、行動要因に当てはまる方はご相談ください。