2020/08/20
当院は完全自由診療です。と書いているにも拘らず「保険はききますか?」
と、お問い合わせがよくあります。
まず鍼灸治療というものは他の医療機関と違い、基本的に保険がききません。
もしも保険を使うなら必ず医師の同意書が必要になります。
しかも有効期限3ヵ月。そのたびに病院を受診して診察を受け再同意をとる必要があります。
また、社会保険や組合保険、各会社の健康保険の場合、鍼灸治療を保険取り扱いに認めないところも
ここ最近増えているようです。(心の声:鍼灸こそ需要が多いのではと思う)
しかも!保険点数が一律150点。つまり1500円の7割が保険者(会社)もちですから患者さんとしては1000円しか
割引にならない計算になります。
単純に5500円の全身治療では窓口で保険使って4500円(保険会社1000円+自費500円+残り自費4000円)払います。
わかりました?ざっくりとした計算ですが
まとめ
まずお医者さんに同意書を書いてもらうのが大変!(同意書は文章料支払いがあります)
苦労をしたのに割引率が少ない。
レセプトコンピューターの維持と書類作成の時間と費用が膨大(病院のように数が多いとよいのですが)
当院も数年前まで頑張って3件扱っていましたが辞めました。今後も致しません・・・
日本の医療費はひっ迫していますから今後鍼灸が認められるのは難しいかもしれません。
しかし日本鍼灸師会などの大きな業団は今もなお政府と交渉しているようですよ。
今後鍼灸を保険で認めてほしい!!と皆様も国や会社に訴えていくと変わっていくかもしれませんね!