私の祖父

生きていれば96歳になる頃です。

祖父は門前で歯科医院を開院していました。今でも患者さんの中に

祖父に治療してもらったといわれる方も多くいらっしゃいます。

僕が鍼灸の道に進むきっかけも祖父がこの道の事を良く知っていた事にあります。

歯科医師でありながら鍼灸の勉強をし、歯科鍼灸の学会や勉強会に出向いていたようです。

西洋医学ではない考え方と統計的な治療があり、体全体で診る事が東洋医学の素晴らしさだ

と言ってました。当時から祖父の部屋には鍼灸のマニアックな書籍やビデオテープがあった

のも記憶に残っています。

厳しい祖父でしたが仕事が好きで80歳で閉院した後もまだ続けたかったみたいです。

歯科の専門誌を読んだり、趣味の川柳を楽しんだりと、とても勉強熱心な方でした。

91歳で他界しましたが、今でもきっと高松鍼灸院を見守ってくれている様な気がいたします。

感謝。

2011年開院当初