2016/08/31
「以前から東洋医学に興味があった」、「薬でなく治していきたい」などの動機で鍼灸を受けに来られる方が多いです。
じつは西洋医学の現場で働いている方が多いのは驚きます。
中国3000年の歴史から発展した東洋医学には『黄帝内経』という古い医学書があります。
その古い教えには
“調摂修養”体にとって最も大事なのは摂生である。
“薬石次之”体にとって薬と鍼は二の次である。
つまり普段の摂生が大切であると説いています。
それでも治らないものには鍼や薬の治療を行うのです。
なぜ養生が必要であるのか
若い頃、その疲れは一睡すればすっきりしていました。その痛みもすぐに治っていたものでした。
しかし今では疲れも引きずり、痛みも治らず、年中風邪が治らない。そんな状態になっていませんか。
これは本来備わっている治る力(自然治癒力)が低下しているからです。そう代謝が悪いからです。
どんなに良い治療や良薬があったとしても普段の生活が何も変わらなければ症状が軽減しても必ず再発します。
どこの病院に行っても治らないという方は生活スタイルや心の在り方、環境、食事、運動などどこかに問題があるはずです。
全身の巡りがよくなれば病は解消されます。まず、心当たりがないか自問する事が治る近道かもしれません。
高松鍼灸院 2011年8月31日