なぜ季節の変わり目は風邪をひく?

最近寒暖差などといい体調を崩す人が多く感じます。また、季節の変わり目には風邪をひく人も多いのでは。東洋医学では季節の変わり目は胃腸機能(消化吸収)が低下するといわれます。そんな時にいつも通り大食、過食、連食をして胃腸がくたびれると風邪に負けやすくなります。断食中にはどんなに寒くても風邪をひかないものです。何か必死にして気が張っている時も風邪をひきません。つまり、自律神経が活発に働いているからです。気持ちがだれたり、クヨクヨしたりする時は、自律神経が疲れますから働きにくい。その上胃腸が弱ったら年中風邪を呼び込むようになります。そんな人は間食をやめ、食事をよく噛んでご飯にすりごまをたっぷりかけて食べ、梅干しを1日二個食べ、腹八分にして身を軽くして気を入れていれば風邪に負けない身体になります。

もっと突っ込むと胃腸が弱ると腸の血流が悪くなり軽い炎症を起こします。また水分の吸収が低下し、その余分な水分が鼠径のリンパ管に流れ、上行し鎖骨や腋窩、肋間のリンパ管に移行します。その水分を汗で排出しようとしますが汗をかけないと熱がこもり発熱を起こします。その前にストレス過多状態や冷え、慢性の自律神経疲労がひどいと発熱できない代わりにぎっくり腰、五十肩寝違いなどの整形疾患として現れます。なぜ凝るのか、風邪が長引くのかにはちょっと奥深いカラクリが潜んでいます。

ちょっと難しかったですかね・・とにかく胃腸を大切に労りましょう。特に季節の変わり目にはね