啓蟄

6日は啓蟄でした。啓蟄とは暖かくなり虫たちが出てくるといわれる暦です。春は芽吹きの季節、冬にこもっていたものが発散と上昇をする季節です。発散と上昇?

これは五行式体表といって東洋医学にとってとても大切な考えです。青いラインをご覧下さい。春の状態を現しています。春は主に肝(五臓)の病にかかりやすいです。肝の働きは気をのびやかに、巡らす作用があるので普段ストレスが多い人や運動不足の人は滞りやすく筋肉の痛みや怒り易い状況(イライラ)になるのです。肝臓は血液を調整していますので肝失調により血液の多い筋肉や目に症状が出現するのでしょうね。また肝の働きの悪い人はすっぱいものを欲しがります。しかし食べ過ぎると肝を傷つけますのでご注意下さい。

春は肝と関係があり、肝は気血をのびやかに発散と上昇を促すため自然界と同様のびやかな季節なのです。冬にこもっていた毒がでてきますね!ちなみに春山菜(ふきのとう、タラの芽、つくしなど)に苦味の多いものが多いのは冬の毒を解毒する意味があるのですよ!