はり・きゅうの作用機序 東洋医学編

鍼の作用機序(東洋医学)

・東洋医学の健康観は、『氣が満ち足りて、よく巡っている状態』

・その人らしい陰陽のバランスでいる状態

 鍼は局所的に生じている氣の滞りを解消したり、足りなくなっているところに集めたりする働きがあります。

本来あるべき氣のバランス(陰陽のバランス)に近づけることにより、お身体が病や不調の状態から脱することの手助けをします。

 

お灸の作用機序(東洋医学)

お灸は身体のうえで火が燃えている状況。火のエネルギー(陽)による氣の補給になります。

  鍼  微小な刺し傷からの治癒機転  氣を動かす

  灸  微小な火傷からの治癒機転   氣を補う

 

自然治癒力を引き出すとは、氣のバランスを整えてあげることです。

この手助けを何度か身体に与えてあげることにより、しっかりと自分の力で氣のバランスを整えていけるような身体になっていきます。

大切な事!!

今までと同じように生活されていると、いくら回復のためのきっかけを与えたり、氣のバランスを整えても、また元の不調の状態に戻ってしまいます。

治療の時間と比べて圧倒的に長い日々の生活の時間の中で、治療効果を累積していけるようなことを取り入れていくのが大切になっていきます。