2022/08/20
痛みが長く続くと気力が低下し、うつ状態や不安、焦りが生じてきます。これは脳機能から考えると前頭葉にある左背外側前頭前野(DLPFC)というところの血流不足により機能低下し起こります。さらにここの機能が落ちると『扁桃体』というところの活動を抑制していますがその抑制が効かなくなり不安や焦り、恐怖、悲しみ、焦燥などの情動に関わる機能が爆発してしまいます。
一見精神科に行って薬で治せば!と思いますが薬剤の効果は抜群ですが抜群すぎて本来の人間の状態(正常な感情の起伏)まで是正してしまうので本当に怖いと個人的には思います。普段から痛みを軽減しておくことや、ストレス軽減、脳疲労を回復させておくこと。つまり病気にならないような健康状態の維持をしておくことが重要です。
このDLPFCの機能を向上させる簡単な方法は①お風呂入る:皮膚に心地よい刺激をいれること ②割り箸を奥歯で噛みしめる:咀嚼筋を刺激する
鍼灸治療では左右の『頭維』という頭のツボに鍼をして電気刺激をいれる。などの方法があります。