耳鳴り

鍼灸は多症状に治療効果を発揮します。本日は耳鳴り。

同じ耳鳴りでも病態(病気の原因)はそれぞれ違います。高齢になり蝉が鳴いているような耳鳴りは鍼灸でも難しい病態です。

一方、若年層から中年までに起こる高音性の(キーン)耳鳴りは首周りの筋肉の緊張が原因であること多くあります。その場合は全身の緊張(交感神経を抑制)を取り去り 耳、首周囲の血流を改善するような局所の鍼を加えるように治療します。早いと一回の施術後に症状の軽減もしくは消失をします。ただし、ストレスが溜まったり、精神的な緊張が続く生活が増すとまた耳鳴りが強くなります。軽減を定着させるためには最低5回は継続し、その後は定期的に通って頂くように指導しております。

この様に耳鳴りをはじめ、痛み、不調とは生活環境やご本人の心身(緊張しやすい、性格、考え方など)が大きく関係したているのです。胸に手を当ててみるときっと「疲れたよ~」って聴こえるはずです。