治らないものが治る喜び

整〇外科に行っても電気やけん引だけでよくならないという声をよく聞きます。(当然ですがよくなるものもあります!)

なぜなら、そこには保険治療の壁があるからです。

保険は病名に対してマニュアルがあり、それに沿った時間や治療内容が決まっているからです。当てはまらない人は改善しにくいということです。

保険治療はあくまで病名治療なので病状(そのひとの状態)による治療ではないです。病状とは慢性や急性、神経なのか筋肉なのか骨なのか、姿勢、重心、自律神経、ストレスなど・・・様々な要因が絡み合ってできています。それが慢性症状なら尚更複雑です。

一方、自費治療は自由診療ですからその人に合わせた治療やアドバイスを行うことができます。

だから保険と自費治療は治療費が高いか、安いかを基準で考えると治療内容や効果は全く異なるのです。

当院に来られる方は、整〇外科でよくならなかったから来た。という理由が多いですが。とは言え鍼灸も万能ではありませんので絶対的な治療とは言えません。しかし、そこで救われる方がいれば僕もご本人もとても嬉しい事です。

本日も慢性的な腰痛が改善され日常生活が楽に送れるようになったと喜びの声を頂きました。鍼灸治療に骨盤矯正を付け加えた症例です。個々の病状に合わせた治療を行えばもっとたくさんの方が喜んで頂けると思います。

もう一例、難聴と高音性耳鳴り。50代男性。6年前から低音性の耳鳴りが始まり、最近音が高くなってから難聴が始まってきました。耳鼻科でも明らかに聴力が落ちていて投薬を始めましたが改善なし。藁をもつかむ気持ちで来院し、一度目の治療の翌日から音がよく聞こえ、高音性の耳鳴りがなくなり昔からの低音性に変わりました。とても嬉しいと喜ばれ、今度聴力検査をしてみるとの事でした。

保険治療では改善しないものでも自由診療で改善する例はよくあります。(誤解しないで、自由診療が神治療ではないですよ!)

これは不思議なことではなくて、診ている視点が違うだけなので効くものには効くのです。